「患者の患者による患者のための医療相談 (4/1スタート)」 2006/03/21

国のお粗末な財政のために、医療費も削られる時代。我々医者が診療行為の対価として受け取る診療報酬も4月からの改定にて下げられることとなります。医療費全体で過去最高の3.16%という下げ幅になると言われていますが、我々が汗水たらして働いた結果として診療費請求を毎月行なっても、支払基金から理由もなくお決まりのように削られる金額が請求額の約3%、この数値と今回の下げ幅が一致するのは不思議なものです。さらに、今後も請求額から約3%が削られるのであれば、全体で約6%の医療費が国には浮いてくるのでしょうか。このように現場を知らない役人の算数ごっこによって、我々はまた馬車馬のごとく働かなければならない日々が続くのかと思う一方で、今回の改正は今までいい加減な医療で荒稼ぎしてきた医者が被害を受け、真面目に誠実な医療を行なう医者だけが助けられていくような、評価できる改正点も見受けられます。しかしながら、荒稼ぎ派のお医者さん達は、ゴルフの合間でどうやれば不当な診療報酬請求をして稼ぐことが出来るのか仲間同士で相談をし、あの手この手で医療費請求を行なっていくことでしょう。その結果、またまた医療費がかさんでは下げられるといった狐と狸の化かし合いが永遠と続くのです。このままでは、私が国会議員になって抜本改革でもしない限り、いつまでたっても質より量の医療は変わることはなく、きっと20年後には国民皆保険制度は崩壊することになりかねません。議員になる前に、女性関係で辞めさせられることのないよう、そっちの整理が先かもしれませんが・・・。それはさておき、現在の診療点数では、箕クリも信念を貫きとおして患者さん一人一人に十分な時間を割いた診療を行なっていても経営破綻をきたすだけ。ある程度の医療に対する信念は持ちつつもノルマ的な患者数を診ていかなければならないのです。荒川静香が、現在のフィギュアスケート得点計算法に合わせ、イナバウアーによって自分の信念を少しだけ垣間見せつつも、その得点法に順応させた演技で点数を稼いで勝ったように。でも、順応させたぬるま湯に浸かっておらず、やはり誰かが本当の診療というものを見せていかなければならないと思うのです。人気バンドのボーカルが、皆にうける曲をバンドとして歌うだけでなく、自分が本当に歌いたい曲をソロデビューして歌うように、お金のためでなく本当のことをやりたいもの。
そこで今回、以下のことを始めます。

患者の患者による患者のための医療相談
Medical consulting of the patients by the patients for the patients

医療相談を受けたい内容は、スポーツ外傷・障害に限らせてもらいます。

土曜日 午後2:00〜5:00

完全予約制

30分 / 1人

費用  \10000(保険診療ではございません)

注1:診断のためにレントゲン撮影や血液採取などの検査を行うことがあっても、追加料金はございません。
注2:他院で検査したレントゲンやCT、MRIなどがございましたら、その病院よりお借りしてきてください。

どの部分のどのような損傷なのか、なぜ痛いのか、なぜこのようなことが起きるのか、どのようにしていけば治っていくのか。様々な疑問、不安を30分で払拭いたします。
30分で\10000 高いと思うか安いと思うか、最後にお分かりいただけます。もし、最終的に納得いかなければ代金はお支払いただかなくても結構です。

戻る