「リーダーシップ・エリート」 2004/10/18
今回は少し医学や私事と離れたお話しをしてみたいと思います。

アメリカはイラクに大量破壊兵器が無かったことを認め、イラク戦争の大義が問われる昨今、それはアメリカ大統領選挙の格好のネタにもなっている。この戦争を支持した日本でも、当然のように小泉首相が野党や自称評論家の普段何をやっているのかよく分からない批判家から批判を浴びている。この戦争が正しかったか間違っていたかと言えば、間違っていたであろう。しかし、アメリカが始めてしまったものを日本は支持すべきだったか支持すべきではなかったかと問われると、私ははっきりと「支持すべきだった。」と言う。正確に言うと、「支持するしかなかった。」と言う言葉になるでしょう。アメリカがイラクを攻撃した理由は様々なことが考えられるが、そのなかに石油の利権を得ようとしたことも理由の一つである。ここで、あらためて大東亜戦争(第2次世界大戦とは言わずに、敢えてこのように言わせていただきます。)は何故おきたのか、日本はなぜあの戦争に入っていかなければならなったのかを復習すると、最大の理由はABCDライン注)を引かれたためなのです。つまりイラク戦争においても同様に、資源のない日本は世界から孤立してはならなかった。意地を張って世界番長アメリカと対抗するような事を?二度と繰り返してはならなかったのです。資源と軍を持たない日本は、(実は日本のすごさを認めているからこそ何とか押さえつけようとしている)アメリカについていくしかなかったのです。「日本は日本独自の方法で何とかできたはず」とか「日本は自立しなければならない」とか当たり前のことばかり言って批判している人たちに言いたい。じゃあ、具体策はあるのか?実際それが行えるのか?あれこれ言っている人たちに実行力や責任なんて全くないと思います。

言っている事はいつも正しいと私も尊敬する小沢一郎氏が、よく言うのは「今の日本にはリーダーが欠けている」と。自分自身で考えて、自分自身で決断して、自分自身の責任でやるというリーダーシップが必要だと。(そういう小沢一郎氏自身は民主党代表にもならず、いつも人を操るばかりで一向に自分で実行に移そうとはしない口だけ番長なのだが。)同じようなことを伊藤忠商事代表取締役社長の丹波宇一郎氏も言っている。彼のエリート社員を育てるというのが私は好きで、同じように私も職員にエリート教育をしているのですが、彼のエリートというのは何も東大出身とかそういうことではなく、エリートの3つの条件というのがある。それは、1.自分で企画を立てることができる。つまり創造力を持つこと。2.その企画を実行できること。つまり、アカンタビリティー、説明責任、説明能力があること。3.企画を実現し、実行して成功したときには問題がないが、失敗したときに責任を取らなければならない。(「達人・田原総一朗が引き出す経営の極意」より)この3つの条件を備えているものがエリートであると彼は言っている。

さて、口だけ達者な野党や批判家がリーダーでなければエリートでもないことはお分かりでしょうが、今の日本にリーダーシップがあってエリートであるようなこの国を任せられる人はいるのだろうか?小泉首相は、実行力がありリーダー・エリート的な部分もあるが、本当はシャイなのだろうかいつも説明が不十分である。本人のなかではきちんと理由をもって改革を行っているのだろうが、我々国民には私の拘り語である「なぜ」が見えてこない。そのため、なんとなくリーダーシップに欠ける。一番期待できそうな石原慎太郎氏ももう年である。ん〜、と考えて私が思いつくのは長嶋茂雄氏(大阪出身でアンチ巨人の私だが、この人が偉大であることに変わりはない)、あとは若くても松井秀喜氏や井上康生氏などもいいか。実行力・責任感がありリーダー・エリートと言えるかなと頭に浮かんでくる面々はスポーツ選手になってしまうのですが、どうでしょうか。どうせ政治なんて官僚が仕切っているのですから、官僚がバカか賢いか判断できれば、あとはリーダーシップがあって責任感のある人が首相であればいいのかなと思うのですが。

今回は医学と全く関係ない話を書いてしまいましたが、結局何を言いたかったというと、やっぱりスポーツ・スポーツ選手はすごいということを言いたかっただけなのです(笑)。

ところで、批判ばかりしている人たちを今回批判した私自身は、リーダーシップがありエリートなのでしょうか!?

ではでは。

注) America(アメリカ)、Britain(イギリス)、China(中国)、Dutch(オランダ)という東アジアに権益を持っていた国々が、日本の拡大政策を牽制するために、日本への石油などの貿易を制限した。

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